以前使用していた香久山鞄のバックパックは、デザインや質感には満足していたものの、マチがほとんどなく、荷物の出し入れや収納量に不便を感じていた。特にノートPCやファイル、ドリンクボトルなどを同時に持ち歩く日常において、薄型のバッグはどうしても限界がある。そこで、実用性を重視しながらも上質な素材とデザインを備えたバッグを探していたところ、マザーハウスの「アンティークスクエアバックパック ラージ」に出会った。

スクエアフォルムと革の美しさ
本製品の最大の特徴は、スクエア型の端正なフォルムである。丸みを帯びたリュックが多い中、この形状は凛とした印象を与え、ビジネスでもカジュアルでも違和感なく馴染む。革はアンティーク調に仕上げられており、使い込むごとに艶と深みが増す経年変化も楽しめる。質感の豊かさが、バッグとしての存在感を静かに主張してくる。

収納力と内装
収納力についても申し分ない。13インチのノートパソコンやA4サイズの書類はもちろん、ポーチや折りたたみ傘まで無理なく収まる容量がある。特にマチ幅がしっかりと確保されており、以前感じていた不満を完全に払拭してくれた。バッグの中は落ち着いた色合いの布張りとなっており、見えない部分にもこだわりが感じられる。
実用性
背負ったときの快適さはマイナスポイントである。肩紐と背面、底面は全て革であるため、夏場には蒸れやすい。さらに底面には底鋲が備えられていないため、革が傷みやすい仕様である。型崩れについては今のところは大丈夫そうだが、丁寧に扱わないとくたっとしてきそうだ。

細部の丁寧さ
ディテールにもマザーハウスらしい誠実さが感じられる。ファスナーの引き手は小さな金属製で指に優しく、フロントのポケットはスマートフォンやパスケースの収納にちょうど良いサイズ感である。全体として、見た目の上質さと機能性のバランスが非常に高いレベルで両立されていると感じた。

おまけのトートバック
そして最後に嬉しいサプライズがあった。商品にはかわいらしい布製のトートバッグが付属しており、これが意外にも実用的である。布地にマザーハウスのロゴが控えめに入っており、ちょっとした買い物や散歩の際に気軽に使える。こうした細やかな心配りに、このブランドの丁寧なものづくりの精神がよく表れている。

まとめ
マザーハウスの「アンティークスクエアバックパック ラージ」は、収納力とデザイン性を高いレベルで両立したバックパックである。以前使用していた香久山鞄のマチの狭さに不満を感じていたが、本製品はしっかりとしたマチと容量を備え、日常使いにおける実用性が非常に高い。
スクエア型のフォルムは洗練された印象を与え、アンティーク調の革は使い込むほどに味わいを増す。背負い心地も快適で、長時間の使用でも疲れにくい設計がされている。細部の作りにもブランドの誠実さが感じられ、信頼のおける製品といえる。
総じて、本製品は実用性・美しさ・快適さ・心遣いのすべてを備えた、大人のためのバックパックであると感じた。ビジネスでもプライベートでも活躍する一品として、自信を持っておすすめできる。
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