ビアードパパ「プリキュアシュー」

2025年12月1日、ビアードパパが、アニメ キミとアイドルプリキュア♪(以下「キミプリ」)とのコラボレーションとして、限定シュークリーム プリキュアシュー を全国の店舗で発売した。
「ビアードパパ史上最上級にかわいいシュークリーム」と銘打たれた本作は、いちごチョコでコーティングしたパイシュー生地に、ハート型マシュマロやカラフルなハートシュガーチップをトッピングし、中には“いちごミルククリーム”がぎゅっと詰め込まれている。さらに、特別仕様のプリキュアパッケージと、購入ごとにランダムで1枚同梱される「キラキラ!紙製コースター(全5種)」というおまけ要素もあり、甘さだけでなく“見た目”と“特別感”にも強く訴えかける。

筆者も「これはただのシュークリームではない―プリキュアの魔法がかかった“映えスイーツ”だ」と感じ、発売当日に足を運び、実際に購入してきた。本稿では、その実食レビューと、味・コスパ・総合的な感想をさまざまな角度から綴りたい。

目次

商品スペックと外観の第一印象

・基本情報

  • 商品名:プリキュアシュー(キラキラ!紙製コースター1枚付き)
  • 価格:420円(税込)
  • 販売期間:2025年12月1日〜数量限定、なくなり次第終了(予告では12月31日までの案内もあるが、店舗によって異なる可能性あり)
  • 内容:いちごチョコでコーティングしたサクサクのパイシュー生地 + ハート型マシュマロ + カラフルハートシュガーチップ + 中身はいちごミルククリーム。パッケージは「キミプリ」仕様、コースター付き。

・見た目・ビジュアルの印象

購入してまず目を引くのは、その“かわいさ”。ピンクと白を基調としたいちごチョコのコーティングには、パステルカラーのハートシュガーとマシュマロがあしらわれ、ケーキやお菓子というより“乙女系スイーツ”といった趣。まさに「プリキュアらしい」華やかさとポップさだ。パッケージも専用デザインで、コースターを含めれば、“スイーツ × キャラクターグッズ”として十分な満足感がある。写真映えも抜群で、SNSでシェアしたくなるタイプのスイーツである。

また、同時に手に取った通常のパイシュー(税別240円前後)と比べると、価格差は約180円。つまり、味や量だけでなく“特別感”や“見た目”への付加価値が価格に乗っていると考えるのが妥当だ。

味と食感のレビュー — 甘酸っぱさとサクサク感のバランス

① シュー生地:王道へのこだわり

シュー生地は、同店が得意とする“パイシュー”。オーブンで焼き上げられたサクサク食感は健在で、表面のいちごチョココーティングの甘さと、小麦の香ばしさが絶妙に調和している。コーティングによる甘さで「甘すぎるのでは?」と懸念したが、実際にはチョコがほんのり甘さを添える程度で、生地の軽やかさがしっかり残っており、“食べやすさ”という面でもバランスがいい。

口に入れた瞬間、「ザクッ、サクッ」という歯ごたえがあり、普通のソフト生地シュークリームとは異なる“食べ応えと満足感”がある。普段からビアードパパのパイシューを好んでいる人には、安心しておすすめできる土台である。

② クリーム:いちごミルクの優しい甘さとアクセントの酸味

シューの中身である“いちごミルククリーム”は、ミルキーでやわらかく、ホイップのような軽さと生クリームのような滑らかさの間といった質感だ。甘さは“優しい甘さ”と公式で言われている通り過度ではなく、いちごの酸味とミルクのまろやかさが、甘さをうまく抑えている。

クリームにはいちごの粒感や果実の顆粒が感じられ、それが甘さだけでなく“フルーティーさ”を演出。だからこそ、「甘ったるいスイーツは苦手」という人でも抵抗なく食べられるのではないかと思う。

ただし、クリームの甘さ・酸味・ミルキーさ・食感(ちょっとホイップ寄り)――これらの特徴は、人によって好みが分かれる可能性がある。例えば、濃厚で重めのクリームを好む人にはやや物足りなく感じるかもしれない。

③ トッピングと全体の調和:“映え”と“味わい”の両立

ハート型マシュマロやカラフルシュガーは、見た目の可愛さだけでなく、口に入れたときの食感や味のアクセントにも貢献している。マシュマロのふんわり感、シュガーチップの甘さ、コーティングのチョコ――それぞれが主張しすぎず、全体として“かわいくて、優しくて、安心できる味わい”を作り上げている印象だ。

特に、パイシューのサクサク食感と、軽めのクリームの組み合わせは、重すぎず、でもちゃんと食べ応えがある“間口の広さ”を感じさせる。単なるコラボスイーツの“おまけ感”ではなく、「スイーツとして普通に成立している」ことが、このプリキュアシューの強みだと思う。

コスパと満足度 — 値段相応か、それ以上か

プリキュアシューは420円(税込)。通常のパイシューに比べると約180円高めだが、それを価格差以上の満足で埋めてくれる内容だった。特に、以下の点で「コスパ優秀」と感じる。

  • パイシュー+見た目の可愛さ+コラボ仕様パッケージ+コースター特典 —— “スイーツ+キャラクターグッズ”としての付加価値
  • 味のバランス(サクサク生地 × 甘さ控えめクリーム × 甘酸っぱいアクセント) —— 普段のスイーツ好きにも、ライトなスイーツ好きにも悪くない設計
  • 写真映えと話題性 —— SNSで共有したくなるビジュアルと、コラボ効果による“限定感”

もちろん、「たかがシュークリームに420円か…」と感じる人もいるだろう。だが、普段使いのスイーツとしてではなく、「ちょっとしたご褒美」「クリスマスのプチ贅沢」「友達とのおしゃべりのお供」「推しへのちょっとしたプレゼント」など、“特別なシーン”で食べるなら、十分に価値はある。

また、「1個につき1枚コースター付き」という仕様から、つい複数個買いたくなってしまう。だが、数量限定・ランダム封入という性質上、限度を決めて買うのが賢明だろう。売り切れ報告も早く、「初日昼過ぎには完売した」という声もあるようだ。

総評 — “プリキュアらしさ”をまとった、ちゃんとおいしいシュークリーム

結論から言えば、プリキュアシューは「見た目に沼って、味に納得できる、優秀なコラボスイーツ」である。

かわいさ――ハートやチョコ、マシュマロ、シュガー、パッケージ、コースター、プリキュアの世界観――それらは「映え」や「キャラ要素」として十二分に機能している。だがそれだけではなく、シュー生地とクリーム、トッピングのバランスは非常に良好で、“まともなスイーツ”としての完成度も高い。

以下のような人には特におすすめだ:

  • 甘すぎず、でもスイーツらしい満足感を味わいたい人
  • “映えスイーツ”やコラボグッズ的な楽しみを重視する人
  • 友人や家族、恋人との“特別な時間のおやつ”を探している人
  • 普段はあまりスイーツを食べないけど、たまには贅沢したい人

一方で、「普段から重めのスイーツを好む」「低価格でコスパ重視」「甘さ・クリームの濃厚さを求める」という人には、やや物足りなさを感じるかもしれない。その意味で、プリキュアシューは“甘さ控えめライト寄り”のスイーツだと理解するのがよいだろう。

最後に — “キラッキランラン♪”の魔法を楽しむなら今

このプリキュアシューは、数量限定であり、売り切れ次第終了。早めに店頭を訪れなければ、せっかくの“キラッキランラン♪”を逃してしまう可能性が高い。

もしあなたが「ちょっとだけ特別な夜のおやつ」、「友達とのおしゃべりタイムに華を添えるスイーツ」、「クリスマスや年末のご褒美」にぴったりな一品を探しているなら、迷わずプリキュアシューを手に取るのがいいだろう。甘さと可愛さと話題性を兼ね備えたこのシュークリームは、一口ごとに“キミプリの魔法”を思い起こさせてくれる――そんな、甘くてキラキラした時間を演出してくれるはずだ。

今回のレビューが、あなたのビアードパパ訪問の決め手になれば幸いである。

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この記事を書いた人

ガジェットやファッション、そして日々の暮らしについて綴る20代です。
実際に使ってみたモノや感じたことを、等身大の言葉で正直に書いています。
シンプルだけど少しだけ気分が上がる、そんな日常を大切にしています。

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