先日、メルカリにてKeychron Q0 Max QMK カスタムというテンキーを新たな左手デバイスとして購入したので感想を以下にまとめる。
テンキーにこだわりを持つユーザーにとって、Keychron Q0 Maxは非常に魅力的な選択肢である。QMK/VIAに対応し、無線・有線両対応という柔軟性を持ちながら、Keychronらしい高いビルドクオリティも併せ持つ本機は、テンキーを単なる「数字入力デバイス」にとどめない、カスタムキーボードの可能性を大いに広げる存在である。本記事では、Q0 Maxの使用感・外観・カスタマイズ性など多角的にレビューする。

外観
まず目を引くのは、アルミニウム削り出しの高級感あるケースである。フルメタルの筐体は重量感があり、安定性にも優れている。無骨ながらも洗練されたデザインは、デスク上でもひときわ存在感を放つ。天面と側面の切削精度も非常に高く、量産モデルとは一線を画すクオリティを感じさせる。
カラーリングはKeychronらしくシンプルで、ブラック、グレー、シルバーなどがラインナップされている。いずれも落ち着いたトーンで、どんなデスク環境にもなじみやすい印象を受けた。

機能性と使い勝手
Q0 Maxの最大の特徴は、QMK/VIA対応による完全なカスタマイズ性である。各キーへの自由なマッピングが可能であり、メディア操作・ショートカット・マクロなど、用途に応じて柔軟な割り当てが可能となっている。また、内部には打鍵感を向上させるためのガスケットマウント構造が採用されており、テンキーでありながら高級カスタムキーボードさながらの打鍵感を実現している。
さらに、2.4GHz/Bluetooth/USB Type-Cの3種類の接続方式に対応しており、ノートPC・デスクトップ・タブレットなど複数のデバイス間での切り替えも容易である。バッテリー容量も大きく、ワイヤレスでも安心して長時間使用できる点は実用性の面でも優秀である。
打鍵感
スイッチはホットスワップ対応で、Gateron G Proシリーズが初期状態で搭載されている。個体差はあるものの、ルブされたスイッチとスタビライザーにより、打鍵音は比較的静かで心地よい。テンキーとは思えないほどの滑らかさと反応性を持ち、事務用途のみならず、ゲーミングやDTMなど多岐にわたる用途に適していると感じた。
また、内部に吸音フォームが組み込まれているためか、金属ケース特有の反響音も抑えられており、耳障りなノイズはほとんど感じられなかった。

まとめ
Keychron Q0 Maxは、単なるテンキーの枠を超えた「入力デバイス」として完成度の高い一台である。優れたビルドクオリティ、フルカスタマイズ可能なソフトウェア、打鍵感へのこだわり、そして多様な接続方式により、あらゆるユーザーに対応可能な柔軟性を備えている。
特に、QMK/VIA対応テンキーを探しているユーザー、あるいは複数デバイスを扱う環境下で高品質なテンキーを求める人にとって、本機は非常に満足度の高い選択肢となるだろう。デスクにもうひとつの「主役」を加えたいと考えている人に、ぜひ手に取ってみてほしい製品である。
注:この記事にはアフィリエイト広告を含みます。

