セブンイレブンから登場した「ちゅるもち明太クリームうどん」は、コンビニ麺の中でも一風変わった明太クリーム系のうどんである。2025年8月12日に発売されたこの商品は、価格626円と少し高めだが、もちもちとした食感を売りにしたうどんとして話題を呼んでいる。明太クリームの組み合わせが和風パスタを思わせるが、冷たいスタイルで夏向きだ。また、明太子の塩気とクリームの濃厚さがどのようにうどんに絡むのか、発売当初から気になっていた一品だ。今回は実際に購入し、味わい、食感、満足度などを細かくレビューしていく。

調理方法
パッケージはセブンらしいシンプルかつ食欲をそそるデザインで、蓋を開けると明太クリームソースとうどんが分かれた状態で入っている。上の段の麺を下の段のスープに入れて完成する仕様であり、忙しい昼食や夜食にも手軽に対応できる。
ちゅるもち食感のうどん
商品名に「ちゅるもち」とある通り、麺はつるりとした喉越しともちもちした弾力を兼ね備えている。一般的な冷凍うどんよりも少し柔らかめながらもコシが残っており、クリームソースとの相性が非常に良い。箸で持ち上げるとソースがしっかり絡み、ひと口ごとに明太子の粒感と小麦の香りを楽しめる。商品名の「ちゅるもち」通り、ツルリとした滑らかさともちもちの弾力が共存する。普通のうどんより太めで、噛むたびにコシが感じられるのだ。明太子のつぶつぶした粒感が口の中で弾け、塩気のピリッとした風味が広がる。クリームソースは意外にサッパリしていて、和風の優しい甘みがベースだ。重たくないため、夏の暑い日でも抵抗なく食べ進められる。ねぎの爽やかな食感と大葉の清涼感が、クリームのまろやかさを引き立てる。海苔の磯香もいい仕事をする。全体として、明太子の風味が主役だが、クリームのなめらかさがそれを優しく包み込むバランスが絶妙である。

明太クリームソースの味わい
ソースは明太子の塩味とクリームのまろやかさが絶妙に調和している。明太子特有の辛みは控えめで、クリームが辛さを包み込むことでマイルドな仕上がりになっているのが印象的だ。トッピングの大葉やネギがアクセントとなり、単調になりがちなクリーム系の味わいに香ばしさと爽やかさを加えている。
ボリュームと満足度
1食あたりのボリュームはコンビニ麺として標準的で、昼食には十分な満足感を得られる。クリーム系ながらしつこさは少なく、最後まで飽きずに食べ進められる点も高評価である。カロリーは600kcalとやや高めだが、濃厚な味わいを考えれば許容範囲だと感じた。
まとめ
セブンイレブンの「ちゅるもち明太クリームうどん」は、明太子とクリームという一見重そうな組み合わせを、もちもちのうどんで軽やかに仕上げた一品である。手軽に濃厚な味を楽しみたい人や、少し変わったコンビニ麺を試したい人には強くおすすめできる。レンジ調理なしでこの完成度を実現している点は、セブンイレブンらしい実力を感じさせる商品である。
なお、販売地域は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県である。