セブンイレブンの中華蕎麦とみ田監修シリーズは、コンビニ麺類の中でも屈指の完成度を誇るブランドである。その中でも「金の濃厚つけめん」は、贅沢なネーミングとともに、濃厚なつけだれと力強い麺が楽しめる一品である。本稿では、その実際の味わいと完成度について詳しくレビューする。
目次
麺の特徴
まず特筆すべきは麺の存在感である。極太でモチモチとした食感は、まさに専門店顔負けの仕上がりとなっている。冷水で締められた麺は弾力が強く、つけだれにくぐらせても伸びにくい。小麦の風味が豊かに感じられ、単なるコンビニ麺という枠を超えた本格的なクオリティである。
スープの濃厚さ
つけだれは豚骨魚介をベースにした濃厚な仕上がりであり、粘度も高めで麺によく絡む。動物系の旨味に魚介の風味が合わさり、深みのある味わいを生み出している。さらに、甘味・酸味・辛味のバランスが整っており、重厚ながらも飽きずに食べ進められる設計である。まさに「濃厚」の名にふさわしい味わいである。
具材とトッピング
具材は無し、強いて言えば柚子ソースである。量としては専門店の豪華さには及ばないが、コンビニ商品としては十分満足できる構成である。
全体のバランスと食後感
一口目のインパクトは非常に強いが、麺・スープ・トッピングのバランスが整っているため、最後まで飽きずに食べ切ることができる。食べ応えは十分であり、ボリュームも満足度が高い。ただし、スープの濃厚さゆえに人によっては重く感じる可能性もあるため、その点は好みが分かれるだろう。
まとめ
「中華蕎麦とみ田監修 金の濃厚つけめん」は、セブンイレブンの中でもトップクラスの完成度を誇る商品である。極太麺の力強さと濃厚スープの相性は抜群で、専門店に近い満足感を手軽に得られる点が魅力だ。価格はやや高めだが、その価値は十分にある一品である。
