うつ病治療において、薬の副作用は避けられない課題である。特にオランザピンは「体重が増加しやすい薬」として知られている。本記事では、筆者自身がうつ病でオランザピンを服用している経験をもとに、実際にどのように体重が変化したか、そして生活にどう影響しているかを率直に記していく。
オランザピンと体重増加
オランザピンは抗精神病薬の一種で、うつ病の補助療法として処方されることがある。効果として気分を安定させ、不眠や焦燥感を和らげる一方で、多くの患者が「太る」という副作用を報告している。筆者の場合も例外ではなく、服用を始めてから明らかに体重が増加した。特に食欲が強くなり、間食が増える傾向が見られた。
実際の変化
服用開始から数か月で体重は大きく増えた。実際に筆者は現時点で服用前の70kgから95kgまで体重が増えた。全体的に食欲が抑えられず、つい食べ過ぎてしまうことが多い。これは薬の影響による食欲増進が背景にあると医師からも説明があった。結果として体重管理が難しくなり、体型の変化に伴う心理的な負担も無視できない。
メリットとデメリットのバランス
確かにオランザピンは太りやすい。しかし同時に、気分の安定や睡眠改善といった効果は大きい。服用後は不眠が改善し、気分の落ち込みが和らぐらしい（実感はしていない）。体重増加というデメリットを取るか、精神的安定というメリットを優先するかは、医師と相談しながら判断する必要があるだろう。
工夫と対策
体重増加を完全に避けることは難しいが、対策をとることである程度の抑制は可能である。例えば、夜間の間食を避ける工夫、軽い運動を習慣化することなどが挙げられる。また、食欲が強いときは低カロリーの食品で置き換えることも有効である。筆者も日常的にランニングを取り入れるなどして、増えすぎないよう調整している。
まとめ
オランザピンは確かに太りやすい薬である。しかし、うつ病という病と向き合う上で、その効果は大きな助けになる。服用による体重増加は現実的な問題だが、工夫次第である程度のコントロールは可能だ。最も大切なのは「薬の効果と副作用のバランスをどう取るか」であり、その答えは人それぞれ異なる。本記事が同じように悩む人の参考になれば幸いである。
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